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糸について(2)綿糸ができるまで

綿糸ができるまで

綿糸=紡績糸のできるまでをお話したいと思います。糸は撚ってできるということは撚りのところでもお話しました。もう少し突っ込んで実際綿花が糸になるまでを見てみましょう。(実際は現場で見ないと分かりにくいので簡単に説明します。)

紡績機にもいろいろありますが、今回は一般的なリング紡績の工程をご紹介します。

まずは綿を海外より買います。(化学繊維の場合は、フィラメントという長い糸を38m/mなどにカットして綿状にする、実際触るとキュッキュという、溶けない綿菓子みたい)これをはい、撚りましょうということにはなりません。綿の袋をあけてそれではスタート。

混打綿

混打綿機にまず綿を入れていきます。混打綿機では、主に綿に混入している夾雑物(葉カス、種、ビニールごみやテープなどのごみ)を取り除く作業をします。(エジプト綿など夾雑物の多い綿は入れる前に手で取ります。このごみは半端じゃありません。ビニール袋や手袋、縄など見たらわかりそうな程大きいものも平気で入ってます。)夾雑物を取り除いた綿を今度は自動給綿調節装置で梳綿機へ送ります。

梳綿(カーディング)

夾雑物を取り除いた綿を細かい針でほぐして更に細かい夾雑物を取り除き、残った長い繊維(糸に使える長さのもの)を集め、スライバー(そうめんの束ぐらいの太さ)にし、ケンス(ドラム缶みたいなもの)にとぐろを巻くような感じでおさめる。

精梳綿(コーミング)

準備工程では18本~20本のスライバーを平行に引き揃え、コーマ・ラップを作る。コーマ・ラップをコーマ機にかけ、針の作用により短い繊維(や細かい夾雑物)が取り除かれ、長い繊維だけのスライバーとなる。この作業は省略されることがある。

錬条(ドローイング)

長い繊維だけで出来たスライバーを6本~8本合わせて引き伸ばし(ドラフト)太さむらを小さくするとともに、繊維を平行に引き揃え、もとのスライバーの太さ(6~8本のうちの1本)と同じスライバーにする。

粗紡(ロービィング)

錬条スライバーを引き伸ばして細くし、わずかに撚りをかけて粗糸(一番手)を作る。粗糸を木管で巻き取ったものを篠巻という。その後の精紡工程での取り扱い性や操業性を向上させる。革新紡績(後程ご紹介します。)においては、粗紡工程は省略する。

精紡(スピニング)

租糸を引き伸ばし、所定の太さにし、撚りをかけて単糸とし木管に巻き取る。これを精紡管糸という。これで糸は出来上がりです。

実際目で見ないとイメージしにくいと思いますが簡単に説明すると

綿のゴミをとり、短い繊維をとり、長い繊維をそろえて束ね、束ねてそろえ、又束ねてを繰り返し徐々に引き伸ばして一定の太さにして撚りをかけるという感じです。繊維が絡み合って1本の糸になっているということが分かればいいと思います。

蛇足

混紡(原料の混ぜ合わせ)

原料を混ぜる場合は混打綿の工程(綿の段階)で混ぜると考えると思いますが実際は錬条の時に混ぜます。リング紡績においては、混打綿でしないという訳ではありませんが、極力均等に混ざるようにするために錬条工程で行います。8本のスライバーのうち綿6本、ポリエステル2本混ぜると綿75%、ポリエステル25%の混紡糸ができます。

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